生前整理は家族の為そして自分自身の為。断捨離・ミニマリストの考えでこれからの人生を豊かに

終活という考え方が、近年広く認知されるようになりました。それと共に断捨離、ミニマリストという概念も。こちらは若い年代の方も大きな共感を与え、ある意味「ブーム」となりつつあります。
植物の葉の上を滑る水滴
いろいろな方のブログを読ませて頂くケースも多いですが、「ミニマリストを目指して」や「団舎利生活」等とブログタイトルあるいはサブタイトルに銘打っているブロガーさんも多く見受けます。

ところで、もし自分が亡くなった後、財産や持ち物はどうなるのだろうと不安になったりすることはありませんか?

終活という考え方の広がりを受け、元気なうちに身の回りを整理し、スッキリとした生活を送りたいと考える方が非常に増えています。

生前整理とは

人が亡くなったときに、遺された家族が遺品を片付ける「遺品整理」という言葉があります。これに対し「生前整理」は元気なうちに、身辺をある程度片付けておくことをいいます。

生前整理は決して後ろ向きの行為ではなく、今をより良く生きていくための前向きな作業でもあります。今の自分を大切にし、亡くなった後の家族に配慮するのが生前整理です。
あなたもできるところからあなたも始めてみませんか?

遺品整理のかえで

生前整理の進め方

生前整理で着目しなければならないことは、「財産」や「(要る・要らない等)モノ」をどのくらい持っているのかを確認し把握することがまず重要となります。

財産目録を作る

財産目録(イメージ・イラスト)
財産とは主に 現金・預貯金・家・土地・車・有価証券・宝石・骨董品 等のこと。
財産目録を作成することで、所有している財産の詳細を明らかとなりこれからの生前整理にもそして遺産相続にも大変役立つこととなります。

財産目録とは、被相続人(亡くなった人)の名義になっていた財産で、相続人に引き継がれるべきもの(遺産)すべてを一覧表などにしてまとめたものです。ちなみにご自身で作られてもご家族(相続人となる方)が作成したものでもかまいません。不動産等、財産によっては調査が必要な場合もありますので、行政書士等、身近の専門家へ尋ねてみても良いと思われます。

また、財産を早めに把握しておけば、相続税の対策を行うことも可能になります。場合によっては生前贈与などで税金対策をすることができるので、目録を作ったら弁護士や税理士などの専門家に相談してみるのも良いかと思われます。

どうぞ、お気軽にご相談下さい。行政書士 出井賢朋

要る物・要らない物を整理する

亡き後の残された多くの荷物はご家族の頭を悩ませることにもなり、また何より、これからを生きていく決心をされたご自身にとって、決して居心地は良いとは言えないと思われます。
ついつい溜め込んでしまう洋服や思い出の品など、本当に必要な物以外は処分する決意を持って作業に取り組みましょう。ここで大切なことは、何を残すのかを見極めること。ご家族とも話し合いもしながら共に進めるのも良いかと思います。

遺品整理のかえで

遺言書

特に財産の行方について、確実に自分の意思を示しておきたい場合に、遺言書は大変有効です。行政書士や公証役場のサポートを受けて作成した正式な遺言書(公正証書遺言 等)には法的効力を持ちます。

たとえ遺言書が無い場合であっても遺産分割はされます。しかし、法で定められた相続人以外の人への財産の引き継ぎや、特定の財産を特定の人に遺すといった場合には、正式な遺言書が必要となります。

残された大切な家族が遺産分割(遺産相続)で揉める、なんてサスペンスドラマのような風景は、誰も遭遇したいとは思いません。その為にも遺言書の作成は、必須と捉えておいて間違いないことでしょう。

家族信託

家族信託とは、家族の誰かに財産を託し管理や処分を任せること。これには当事者間での契約が必要となります。遺言ではできない財産処分が可能になったり、節税効果があったりすることが特徴です。最寄りの行政書士等の専門家に相談されてると良いと思われます。

エンディングノート

エンディングノートは終活で注目されているツールです。
葬儀のあげ方や財産の分け方、不用品の処分の仕方など、希望がある場合は文面に記しておくと、家族が困らなくて済みます。法的効力はありませんが、エンディングノートを書いておくことでご家族への意思表示が明確になります。

おわりに


生前整理は、行く先幾ばくも無い、という方にとっての概念ではありません。時間的にも体力的にも余裕があるうちに、亡くなった後のことを考えて行うのが生前整理であり、近年は高齢者だけでなく、20代や30代といった若い世代で行う方もいるようです。
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生前整理を行う大きな目的は、亡くなった後、家族に苦労をかけないため。そしてこれからの人生を生き抜かんとしているご自身のためにもなります。

物だけでなく、人間関係やお金、時間等、問題をも片付け、本当に必要なものだけで暮らすこと。
それにより、今をより良く生きることができるという希望も芽生えるはず。若い世代にも生前整理が広まっているのは、こうした理由もあると考えられます。
人生の棚卸という行為に、年寄りも若者も関係ありません。

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